|

よろずQ&A
|
|
【問】年金ってどうよ
▲▼▲▼▲▽△▽△▽▲▼▲▼▲▽△▽△▽▲▼▲▼▲▽△▽△▽▲▼▲▼▲
【答】世の中には、自分達が年金を貰えるかどうかだけに執着するだけで、年金そのものを見据えよう
としないオトナが大勢居ます。
私と同年代のそういう人達は、自分達の親が多額の年金を受給し、過分に裕福でないにせよ不労で
暮らす姿を見ているので、自分達も同じオイシイ想いをしたいと考えるのでしょう。 しかし、それは自
己中心的思考以外の何物でもありません。
かつての受給対象者がどうであったとか、自分達の親がどうであったとかを頭の中から払拭し、思考
をリセットしてください。
話は極めて単純です。
年金は、納入された金を貯めて将来に活用するシステムではありません。
現在の納入金を対象者に分配するのです。
ですから、就労年齢層よりも高齢者層の方が少なければ、高齢者一人あたりの受給額は、納入者一
人あたりの負担金よりも多くなります。
就労年齢層よりも高齢者層の方が圧倒的に少なければ、お金が余るので、第三セクター等に垂れ流
されて浪費できたわけです。
いうまでもなく、日本社会の高齢化によって就労者と高齢者の数は逆転します。
就労者よりも年金受給高齢者層の方が多いのですから、当然のことながら、高齢者一人あたりの受
給額は、納入者一人あたりの負担金よりも少なくなります。
この条件下において、納付義務者の生活が破綻しない程度の負担によって、高齢者の年金だけによ
る不労の暮らしが成立すると思いますか?
ギリギリまで切り詰めて、老夫婦の生活費が1ヶ月13万円だと仮定しましょう。
年金システムの運営費用を無視しても、納入者と年金受給高齢者の数が1対1の時に、納入者一人
あたり負担額は6万5千円。 不況とデフレで就労者の年間所得300万円時代到来と言われるご時世
に、年間78万円の負担が払えるでしょうか? 払えるワケがありません。
しかも、今後、就労年齢層よりも高齢者層の方が圧倒的に多くなるのですから、納付義務者の負担
は更に増大します。
では、その対策として何が有効なのでしょうか?
平成16年現代の時点では、増税に因る財源の確保が図られているようですが、これで年金生活は確
保できるようになるのでしょうか?
なりません。
税金を増やすということは、単純に納税者の負担を増やすということです。
納税義務者にとっての増税は、年金の納入負担額が増えるのと同じことでしかありません。
そして、増税が消費税増によって行われるのであれば、それは年金生活者にとって年金受給額が削
られるのと同じことでしかありません。
つまり、税金を増やすということは、納付義務者の負担を増やすことや、年金受給者の受給金額を減
らすことと同じでしかないのです。
では、少子化に因る高齢者増の将来において、年金を継続するための方策はないのでしょうか?
あります。
それは、生活に余裕のある人から毟り取ることです。
年収300万円時代といわれる就労年齢層にも成功者がいます。 年金頼りといわれる高齢者にもか
つて成功した蓄えを十分に持っている人がいます。
これらの人々から財産を毟り取り、「税の再分配」を行うのです。
そうすれば、年金システムは継続可能となり、将来に渡って年金による高齢者の不労生活が維持で
きるでしょう。
・・・しかし・・・
それがマトモな自由競争社会における社会保障の在り方でしょうか?
余裕のある人から、あらん限りの資産を奪い取るのであれば、努力し、機会に賭け、不屈の努力で
のし上がって成功を掴むことに何の意味もなくなります。 適当に働き、適当に怠け、とりあえず年金
の納入義務だけ果たしていれば、成功者と大差ない将来を得ることが可能になってしまうなら、誰が他
人より多く汗を流して努力し、失敗を覚悟で機会に挑戦するでしょうか?
かつて理想と呼ばれた社会主義という相互社会システムが、何故、資本主義という競争社会システ
ムに大敗したのかについて、考えを及ぼさなけれなりません。
老人福祉論を語る時、福祉学においては必ずといってイイ程、スエーデンが引き合いに出されます。
そして、如何にスエーデンの高齢者福祉が先進で優れているかについて語られるのですが、果たして
そうでしょうか?
今、身の回りにある商品で made in sweden と書かれた商品が幾つあるでしょうか?
スエーデンの外資企業が幾つ頭に思い浮かぶでしょうか?
紙の上の理想に近いからといって、それが現実でも理想に近いとは限りません。
競争社会は、勝ってナンボです。
勝者から毟り取り、競争意欲、努力意識を奪い去ってしまう政策を自由主義経済国家の議会が採択
することは出来ません。
(採択された時点で世界経済競争から日本という国が脱落します)
つまり、どう足掻いても年金に因る高齢者の不労生活を、高齢化社会において機能させることは不可
能なのです。
そして、こんな簡単な理屈が政府の官僚どもに理解できないハズがありません。
では、何故政府の官僚どもは、平成16年現在を以って尚も年金システムの維持に拘るのでしょう
か?
それは、大金が動くからです。
彼らには、年金を上手く運営して高齢者の生活を支えようなどという考えは、微塵もありません。
あるのはかつて第三セクター事業などで散財して潤った懐への郷愁だけです。
彼らは、今再び年金に余剰金が発生する状況を作り上げ、その金を将来性の皆無な運営事業に流
用して利益を貪ろうとしているのです。
では、年金はどうなるべきなのでしょうか?
これはもう止める以外に選択肢がありません。
端らか将来において維持可能でないシステムを施行してしまい、その時点で生じた余剰金を採算性
の皆無な運営事業に注ぎ込んで失ってしまったのですから、それをこれ以上継続することは未来へ負
の遺産を積み重ねることにしかなりません。
今突然に年金支給を打ち切ることは、社会不安を煽り立てる虞が甚大であるため、実行は困難かも
知れません。 しかし、「年金改正によって自分達の将来が保障される」という夢物語を信じる馬鹿な
中高年が居る以上、ソフトランディングなど到底不可能です。
もちろん、年金システムを継続させる選択肢がないワケではありません。
交通の障害に成り難い場所であれば数年毎に繰り返され、交通の障害に成り易い場所であれば何
十年も行われないナゾの道路工事。 民営化され、合理化された筈なのに一向に凍結されない地方
高速道路事業。 誰も利用しないのに、民間の大劇場が足元にも及ばない豪奢な市民劇場などな
ど・・・道路行政・箱物行政の無駄遣いを減らせば、年金の不足分如き簡単に賄えます。
でも、それは望んでも絶対に叶えられません。
なぜなら、それこそが官僚の甘い汁だからです。
なんのために彼らが努力するのか? それが我々国民に奉仕するためでない以上、彼らが努力し
て漸く辿り着いた利権を手放す筈がありません。 それは革命でも起らない限り有り得ない選択なの
です。
ですから、我々に「就労中は労働に見合った手取り賃金を得て、老後は年金で不労に暮らす」などと
いう未来は有り得ません。
年金システムと心中して我々の息子達に「労働による賃金は悉く毟り取られて、幾ら努力しても豪奢
に暮らせない四流国」を残すのか?
年金システムを捨て去って我々の息子達に「努力の報われる一流半国(もう日本が一流国に返り咲く
ことはないでしょう・・・)」を残すのか?
われわれは、その岐路に立っているのです。
|
|
|
http://keibow.ame-zaiku.com/
&
http://cabad806.web.infoseek.co.jp/index.html
|